2022年度全日本学生ヨット選手権大会結果報告

2022年11月吉日

愛媛大学ヨット部先輩諸兄の皆様

愛帆会事務局
愛媛大学ヨット部
監督 黒木 信治

2022年度全日本学生ヨット選手権大会結果報告

拝啓  

向寒の候、先輩諸兄におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を承り、誠にありがとうございます。

2022年11月2日から6日にかけて2022年度全日本学生ヨット選手権大会が滋賀県大津市の滋賀県立柳が崎ヨットハーバーで行われました。20年ぶりとなる全日本インカレ団体戦へ470級が出場できたこと大変うれしく思っております。

大会に参加することになり、御寄付を頂いた先輩方、応援を頂いた諸先輩方、現地にて激励を頂いた先輩方、また、伊予で練習を見ていただいた先輩方、日ごろから愛媛大学ヨット部をご支援いただいている皆様、大変ありがとうございました。感謝申し上げます。

 この大会は先般ご報告しましたが、高知県夜須町で開催された四国予選が台風の影響で中止となり、全日本への出場は7月に行われました「四国総合体育大会」の結果で選考されることとなり470級は愛媛大学、スナイプ級は香川大学が出場することとなりました。

 全日本への出場は2002年11月江の島での大会から20年ぶりで470級として出場するのは1999年11月に仙台で行われた大会ぶりとなります。また、琵琶湖で全国大会が行われるのは2012年から10年ぶりとのことでした。

 10月の29日、30日に最後の伊予での練習、11月1日に艇の積み込みを行い、11月2日に現地入りをしました。愛媛大学からの指示で遠征の人数は11人、滋賀県までの移動は公共の交通機関といわれていましたので、艇移動は運送会社、移動はバスでの移動となりました。

 大会は2日に受付、3日から6日にかけて7レースが行われました。

 出場校は24大学で72艇となります。愛媛大学ヨット部は 4743 4417 3845 で出場しました。

大会は、コロナ禍での開催ということもあり、対策としては、日々の健康チェックシートや、会場へ入るときの体温チェック、手指消毒が行われました。また、公式掲示板もオンラインでの掲示やライングループでの情報公開が行われていました。また、審問や艤装品の交換等、レースコミッティやプロテストコミッティとの連絡は

RacingRulesOfSailing.org

https://www.racingrulesofsailing.org/documents/4857/event?name=2022-87th-all-japan-intercollegiate-sailing-championship

でおこなわれたり、レースの状況は

tractrac.com

https://tractrac.com/event-page/event_20221110_CopyofInte/2495

で見られたりと、様々な形での情報提供がされていました。

大会4日間通して、風速が2~7m/sの微風から強風まで幅広い風域でのレースとなり、大会最終日は、風が無いためノーレースで終了となりました。

 大会成績としては24校中24位となってはしまいましたが、四国で行う12艇での予選では経験することができなかった72艇でのフリートレースに出場し、スタート、上マークアプローチ、リーチングなどフリートレースの状況を経験することが出来ました。長いスタートラインでの練習や、混戦を想定した短いレグでの練習を行ってはいましたが、百聞は一見に如かずで、この経験を今後にどう生かすかが課題だと考えています。

大会成績 https://www.kinhokugakuren.com/%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E6%83%85%E5%A0%B1-1

余談ではありますが、

バルクヘッドマガジン(https://bulkhead.jp/2022/11/93995/)と

KAZIonline(https://www.kazi-online.com/articles/incolle202201)に

愛媛大学ヨット部の記事が掲載されました。

 大会期間中に、叱咤激励いただきましてありがとうございました。

少なかった愛媛大学ヨット部部員も多くなり、今年からスナイプ級470級3艇ずつそろえて団体戦予選に出場することができる体制となりました。練習も、最大10艇での出艇をし、部内でレースをすることができ量になりました。また、2019年にスナイプ級が全日本個人戦に出場し、今年、スナイプ級と470級が全日本個人戦に出場しました。

 一時は部の存続が危ぶまれる時もありましたが、全日本個人戦に出場できるようになり、この全日本団体戦にも出場できるようになりました。「ヨット部の部員は、部の存続は大丈夫か?」から、「全日本での成績はどうなんだ?」と先輩諸兄からのお言葉も変わってきて、愛媛大学ヨット部の復活の兆しが見えてきたのを実感しております。

来年の全日本学生ヨット選手権大会は福岡県の小戸で開催されます。来年も全日本に行けるよう日々努力してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

敬具